UltraClarity 3.0:スペック表のためではなく、あなたの目のために設計された光学体験

UltraClarity 3.0:スペック表のためではなく、あなたの目のために設計された光学体験

The optical story of VITURE Pro 2

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UltraClarity 3.0:スペック表のためではなく、あなたの目のために設計された光学体験

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— VITURE Pro 2 の光学設計ストーリー

あなたの目は、頭で理解する前に気づいている。
「進化の中には、スペック表に載るものもあります。そして、あなたの目でしか感じられない進化もあります。」— VITURE Engineering Team
ARグラスを選ぶとき、多くの人がまず注目するのは「解像度」「明るさ」「重量」といった分かりやすい数値でしょう。もちろん、それらのスペックも重要です。
しかし、VITUREが5年間にわたりAR光学に向き合い続けて到達した真実は、「実際にかけて心地よいか」「2時間使ったあとに目が疲れていないか」を左右する決定的な要素は、スペックの比較表にはほとんど現れないということでした。
UltraClarity 3.0 は、VITURE第5世代の光学エンジニアリングが生み出した集大成です。これは単なる一つの新機能ではありません。人間の目がきわめて敏感に察知しながらも、言葉や数字では表現しにくい4つの“見え方の質”を徹底的に磨き上げた、緻密な光学システムです。
その妥協なき内部構造と設計思想をご紹介します。


ProからPro 2へ:問いそのものを変える

VITURE Pro や Luma シリーズは、すでに世界中の多くのユーザーから高い評価をいただいてきました。では、なぜ VITURE はあえて「Pro 2」を開発したのでしょうか?
それは、初代Proが 「XRグラスは日常で使えるのか?」 という問いに答えた製品だったのに対し、Pro 2は 「長く、ずっと着けていたくなる快適さとは何か?」 という問いに答えるための製品だからです。
Proの役割は、XRグラスをより多くの人に届け、このフォームファクターの可能性を証明することでした。そして、世界中のユーザーによる膨大な使用時間とフィードバックを通じて、一つの事実が浮き彫りになりました。
長時間使用時の快適さを左右するのは、単なるアピール用のスペック数字ではありません。人間の目が無意識に感じ取っている「光学的な違和感のなさ」こそがすべてだったのです。
だからこそPro 2は、ひとつのスペックだけを極限まで追い求めるアプローチを捨てました。「人間が実際にどう感じるか」を出発点にし、体験全体をひとつのシステムとして最適化する —— これがVITURE Pro 2のスタートラインでした。


4つの光学的ブレイクスルー  

これから挙げる4つの要素は、一般的な製品発表スライドでは大きく語られません。なぜなら、どれも単純な数値に置き換えることが難しいからです。しかし同時に、VITUREのエンジニアが最も多くの時間と情熱を注ぎ込んだ部分でもあります。

1 · 像面湾曲(Field Curvature)

画面の隅々まで、隙のないシャープさを


Field curvature comparison between other glasses and VITURE Pro 2

ARグラスの中に広がる仮想画面を、空間に浮かぶスクリーンだと想像してみてください。理論上は、スクリーンの中心から四隅まで、すべてが目から全く同じ距離に見えるのが理想です。しかし現実には、どのような光学システムであっても画像の中心と端で「見かけ上の距離」にわずかな差が生じます。これが「像面湾曲」です。
像面湾曲そのものは悪ではありません。重要なのは、そのカーブの形状と滑らかさです。
VITURE Pro 2では、画面の端が中心よりもわずかに近く感じられるよう、像面湾曲を意図的にチューニングしています。これは映画館の巨大な湾曲スクリーンのような自然な包み込み感を再現し、平面的な貼り付け感のない深い没入感を生み出すためです。
さらに重要なのは、視線を中心から端へ動かす際、目の中の「毛様体筋(ピント調整を行う筋肉)が微妙に動くため、同じ焦点距離に目が固定され続けることで生じる眼精疲労を大幅に軽減します。
Pro 2ではこの像面湾曲の連続性をより滑らかなグラデーション状へと再設計しました。従来モデルに存在した僅かな変化のブレを完全に排除し、視線移動時の「揺らぎ」を一切感じさせない仕上がりを実現しています。
【実際に感じること】 画面の四隅までピントが破綻せず、均一にシャープ。画面の端だけ中心と違って見える違和感がなく、映像がただ自然に空間へと馴染んでいきます。


2 · 等方性RMS(Isotropic RMS)

縦でも、横でも、あらゆる方向に等しいクリアさを

Horizontal and vertical line sharpness compared between other glasses and VITURE Pro 2

一般的な光学系は「MTF(Modulation Transfer Function)」というコントラスト再現性の指標で評価されます。しかし、MTFだけでは「非点収差(縦方向と横方向のピント位置のズレ)」を十分に捉えきれません。
非点収差があると、文字の横画はくっきり見えているのに縦画がほんのり滲む、といった現象が起きます。人間は意識していなくても、脳と目がそのズレを補正しようとして無意識に疲弊していきます。
VITURE Pro 2では、設計目標をMTFから「等方性RMS(Root Mean Square spot size)」へシフトしました。これは非点収差を含む複数の収差を統合して評価する指標です。
等方性RMSを極限まで最適化したことで、水平方向と垂直方向の解像感が物理的な限界まで一致しました。文字の縦線も横線も全く同じシャープネスで描写されるため、目が補正のために無駄なエネルギーを使う必要がなくなります。
【実際に感じること】 テキストが驚くほど滑らかで読みやすい。特定の線だけが際立つ不自然さがなく、長時間のデスクワークや読書の後でも、目の奥のどっとくる疲れが明らかに軽くなります。


3 · 全視度調整領域における歪み制御(Full-Prescription Distortion)

どの視度ダイヤルでも、まっすぐな線はまっすぐに見える


Straight lines holding their geometry across the full diopter range

光学歪み(ディストーション)とは、直線が歪んで見える現象です。目のすぐ近くにディスプレイを配置するARグラスでは、スマホ画面なら気にならない1%の歪みであっても、視界の中でははっきりと「画面の端が曲がっている」と感じられます。
さらに厄介なのは、ARグラスの歪みは「視度調整(度数)」を変えるたびに変化する点です。視力0D(近視なし)に最適化されたレンズは、−5Dの強度近視用に調整すると挙動が変わってしまいます。従来の製品では、最も一般的な−1D付近に最適化を絞り、両端の度数での多少の歪みには目をつぶるのが一般的でした。
VITURE Pro 2は、0Dから−5Dまでの全調整範囲において、歪みを同時に抑え込むという困難な設計課題をクリアしました。どの度数に設定しても、一貫して正確な幾何学形状を維持します。
【実際に感じること】 直線が、どこまでもまっすぐ。視度ダイヤルをどこに回しても画面の形が崩れません。すべてのユーザーに、一切のごまかしがない「光学的な誠実さ」を届けます。


4 · 瞳孔オフセット安定性(Pupil-Offset Stability)

視線をどこに動かしても、映像が揺らがない


Image quality holding steady as the pupil moves off the optical center

ほとんどのARグラスは、ユーザーの瞳孔が「レンズの真ん中(光軸の中心)」にある前提で設計されています。しかし、実際の使用で瞳孔が常に真ん中に留まることはありません。
  1. IPD(瞳孔間距離)の個人差: 人によって目の間の距離は異なります。固定の設計基準から見れば、多くの人は装着した瞬間からすでに中心から少しズレています。
  2. 視線移動: 画面の端にある字幕を読む、ゲームのUIを見る。目が動くたびに、瞳孔はスイートスポットから外れていきます。
光学設計が甘いと、中心から目を逸らした瞬間に画質が落ち、周辺視野に歪みやぼやけが発生します。これが「なんとなく酔う」「見づらい」というストレスの正体です。
VITURE Pro 2は、瞳孔が上下左右にずれた状態(瞳孔オフセット)を最初から織り込んだ立体的な設計を行いました。広範囲なIPDとあらゆる視線方向において、解像感・歪み・像面湾曲が一定に保たれるよう最適化されています。
【実際に感じること】 視線を縦横無尽に動かしても、映像の品質が一切変化しません。「目が動いても、映像はビクともしない」。この揺らぎのなさこそが、本物の透明感(オプティカル・トランスペアレンシー)です。

システム全体としての完成度

UltraClarity 3.0という最高の「光学の核」を活かすため、ディスプレイシステム全体の設計にも妥協はありません。

 

Color tuning at the Micro-OLED register level

  • 1,600ニトの圧倒的な輝度 ARグラスにおける1,600ニトは、テレビの明るさとは意味が異なります。シースルーで外界の光と重なるAR映像において、輝度は「コントラストと発色の命」です。1,600ニトのパワーにより、明るい部屋や日中の環境でも映像が薄くならず、鮮明な黒と鮮やかな色彩をキープします。
  • あえて「専用カラーIC」を載せないという英断 Pro 2には一般的なカラーマネジメントチップが搭載されていません。これはコストカットではなく、光学エンジニアリング上の極めて論理的な結論です。
  • 直視型ディスプレイ用のカラーチップは、複雑なレンズやプリズムを通った後の「最終的に目に届く光の波長変化」まで考慮できません。レンズを通る前に色を補正しても、光の旅の途中でそのバランスは崩れてしまうのです。さらに、カラーICはウェアラブル機器にとって無視できない約500mWもの莫大な電力を消費します。
  • VITUREは、Micro-OLEDのレジスタレベル(最深部)でガンマカーブを直接調整するアプローチをとりました。数世代にわたる光学測定データに基づき、「レンズを通過した後に、人の目に最も美しく届く色」を直接チューニング。無駄なバッテリ消費を抑えながら、最も正確で自然な発色を実現しています。
  • 視界を包み込む 50° FOV と、存在感を消すフレーム 50°の視野角(FOV)は、単に「画面が大きい」という感覚を超え、映像の中に引き込まれるような「臨場感(プレゼンス)」を生み出します。さらに、鼻あてやテンプルへの重量分散を再設計し、長時間装着しても圧迫感が残らない耐久フレームを採用しました。目指したのは「初日に感動させるだけでなく、1,000日目にも快適に使い続けられるデバイス」です。

なぜ、目立つ数字ではなく「この4つ」だったのか

大きなスペック数字を掲げるほうが、マーケティングとしては簡単です。 しかし、UltraClarity 3.0が選んだのは、スペック表には載りにくい、けれど「グラスをかけた瞬間に誰もが納得できる」という茨の道でした。
像面湾曲のなめらかさ、等方性RMSによる均一な解像感、全視度での歪みゼロ、そして瞳孔が動いても崩れない安定性。
これらは数分間の店頭デモでは気づきにくいかもしれません。しかし、映画を一本観終わったとき、ゲームを数時間プレイしたとき、あるいは仕事を終えてグラスを外したとき —— 「あれ、全然目が疲れていない」という事実として、確実にあなたに伝わります。
ベンチマークの数値のためではなく、あなたの目のために。
あなたの目は、頭で理解する前に、もう知っている。
これこそが、VITUREが5年間の光学エンジニアリングを捧げて作り上げた、最高の解像感です。

UltraClarity 3.0 光学システム。ソニー製 Micro-OLED ディスプレイ。近視調整ダイヤル、内蔵。0 〜 -5.00D

¥49,880.
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