「Cyberpunk 2077」に捧ぐ

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—— Luma シリーズ、その誕生の物語

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「Cyberpunk 2077」に捧ぐ

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「ただ、自分がここにいたこと、それに意味があったことを、世界に知ってほしいだけなんだ。」

— V『Cyberpunk 2077』

VITUREファンの皆さまへ。

今日は、ずっとお伝えしたいと思っていたお話をさせてください。
新製品の発表でも、いわゆる「コラボレーション秘話」でもありません。

これはただ、Lumaシリーズがどのように生まれ、
私たちがその過程で何を大切にしてきたのかをお話しする、
舞台裏の記録です。

すべての始まりは、1枚の画像から

それは2022年に遡ります。
私たちは、ある1枚の画像を公開しました。

当時、まだ製品ではなく、
ただVITURE One XRグラスの内部構造を視覚的にお見せするためのものでした。

正直なところ、大きな反響は想定していませんでした。

しかし想像以上に関心を持っていただき、
多くのお問い合わせをいただきました。

私たちはそこで、はっきりと気づいたのです。
これは、もっと掘り下げる価値のある何かだ、と。

その1枚の画像こそが、
Lumaシリーズの原点となっています。

あえて、難しい道を選ぶということ

半透明の素材は、決して扱いやすいものではありません。

内部構造がすべて見えてしまうため、
わずかな歪みも、容赦なく浮かび上がます。
歩留まりは低く、量産時の品質安定も非常に困難です。

それでも、私たちはこの道を選びました。

なぜなら、半透明そのものが「強い表現力」を持っているからです。
うまく仕上げられたとき、そこには生命感が宿ります。

創業当初から、VITUREは常に「テクノロジーと個人の表現の間に存在するものでありたい」と考えてきました。

正直に言えば、今の私たちのファッション性はまだ理想とするほど極めきれてはいないかもしれません。
それでもLumaシリーズは、その理想に向かって確かな一歩を踏み出しています。

派手すぎず、誇張せず、
ただ、意図を込める。

Lumaシリーズを身につけたとき、私たちがこだわってきた、
その「バランス感」を体感してもらえたら —— そう願っています。

そして私たちの心の奥には、
ずっともうひとつのインスピレーションが静かに息づいています。

光で魅せる、新次元の表現。
テクノロジーに、冷たさではなく温かみを感じる瞬間。

ダイナミックライトが灯るその一瞬、
半透明の美学が浮かび上がります。

もし、あなたがそれを感じ取ったのなら、
それは決して偶然ではありません。

正しい道に辿り着くまで

保守的になりがちなこのカテゴリーで、
私たちは、製品本来の持つ「複雑さ」を隠すのではなく、
あえて、そのまま見せたいと考えました。

モダンで、表現的で、
少しだけ「異端」であること。

しかし、プレミアムな質感に仕上げるのは、
想像以上に長い道のりでした。

数え切れないほどの素材テスト。
無数の表面処理。
何度も繰り返された構造調整。

多くの試作モデルは、社内レビューを通過できませんでした。

例えば、このバージョンのように ——
光沢が強すぎたり、触れた瞬間に「何かが違う」と感じてしまうものもありました。

納得できる形に辿り着くために、
私たちは発売を1年近く延期させる決断をしました。

半透明素材を採用する、ということは、
「プラスチック」という素材と正面から向き合うこと。
それを上質なものへと昇華させることに、
今もなお挑戦を続けています。

想像以上に難しかったこと —— フィードバックから学び

Luma シリーズが多くの方の手に渡るにつれ、
私たちはさらに多くの現実と向き合うことになりました。

充分なテストを重ねてきたにもかかわらず、
一部で「ひび割れ」の報告が寄せられたのです。

正直に言って、それはとても辛いことでした。
まるで、私たちの心にひびが入ったかのように。

半透明素材には、こうした課題がつきものです。
業界の他製品でも、同様の事例をご存じの方もいらっしゃるでしょう。
それでも、それが自社の製品で起きたとき、やはり心が折れそうになります。

ここで、はっきりとお伝えしたいことがあります。
正直に申し上げると、出荷数全体から見れば、その発生率は低いものでした。
頭のサイズ、顔の形、使用環境など、
さまざまな要因が複合的に関係しており、
多くの場合、外部からの圧力が加わった際に発生します。

それでも、私たちにとって
ひとつひとつの声は、決して小さなものではありません。
これは、現在進行形で向き合い続けているテーマです。

だからこそ、品質基準をさらに厳格化し、
より過酷なテストを重ねました。
その結果、日本で販売開始された最新ロットでは、
初期に確認されていた課題は、大きく改善されています。

これは「過去の問題」ではありません。
今もなお、私たちは向き合い続けています。

なぜなら、それを身につける選択をしたユーザーにとって、
単なる「モノ」ではなく「大切な存在」になり得る製品だからです。

もしも製品に何かあれば、
お問い合わせフォーム、またはメール(hello@viture.jp )までご連絡ください。
私たちは、必ず真摯に向き合います。

インスピレーション —— 本当に大切なもの

そして、今ならはっきりと言えます。
『Cyberpunk 2077』は、ずっと私たちのインスピレーションの原点にありました。

それは、「理屈」ではなく、
「感情」として私たちに影響を与えてきました。

テクノロジーが持つ重み。
ディテールへの執着。
プレイヤー、世界観、そして忘れられない物語への敬意。

コラボレーションが現実のものとなる以前から、
その理念はずっと私たちの内部で語られていました。

2021年の創業者 David の投稿を振り返れば、
当時から私たちが「ファン」だったことは明らかです。

Luma シリーズは、
最初からこのコラボを目的に生まれたわけではありません。

ひとつの「信念」から始まり、
それに導かれ、今ここに辿り着いたのです。

CD PROJEKT RED チームとの仕事は、
夢のような経験であると同時に、
多くを学ばせてくれるものでした。

世界最高水準のデザイン基準。
ディテールへの徹底したこだわり。
そして、ローンチ後もプレイヤーのことを想い続ける姿勢。

それこそが、私たちが目指す道です。

身につけるコレクターズアイテム。
映像技術の極み。
現実世界に存在するナイトシティの欠片。

最後に —— あなたへ

これは、私たちが捧げる敬意(トリビュート)の形です。
Cyberpunk 2077へ。
Lumaシリーズのインスピレーションへ。
そして、あなたへ。

始まりに気づいてくれた人。
方向性を信じてくれた人。
率直なフィードバックと、忍耐、信頼をくれたすべての人へ。

この文章が、
私たちを少しでも理解してもらうきっかけになれば幸いです。

「ただ、自分がここにいたこと、それに意味があったことを、世界に知ってほしいだけなんだ。」

— V『Cyberpunk 2077』

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。

— VITURE チーム

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